一般財団法人福祉教育支援協会
代表理事 最上 義
実施委員長 引地 達也
福祉学1 福祉概論 | 講師:金子毅司 |
学習目標:福祉の基本を再確認し福祉の「深さ」を追究するきっかけとする | |
◎考えるきっかけ ◎3つのルール ◎当事者が決める ◎バイスティックの7原則 意図的な感情表出 ◎バイスティックの7原則 受容/非審判的態度 ◎バイスティックの7原則 自己決定 ◎ある放火事件の記事から考える |
◎迷うのが仕事である ◎福祉とは何か ◎バイスティックの7原則 個別化 ◎バイスティックの7原則 統制された情緒的関与 ◎バイスティックの7原則 秘密保持 ◎生活モデル |
福祉学2 精神系デイケアと社会移行支援 | 講師:金子毅司 |
学習目標:精神科デイケアの考え方と具体的プログラムについて学ぶ | |
◎地域移行の「精神障害者」 ◎ひとり親への支援 ◎精神科病院での虐待 ◎施設コンフリクト ◎依存浅い健常者 ◎困ったと言える社会 ◎原点は「楽しみたい」「よい暮らしをしたい」 |
◎メンタルヘルスで範囲拡大 ◎この国に生まれた不幸 ◎社会的入院 ◎自立とは何か ◎ストレングス視点 ◎共生社会に向けて |
福祉学3 特別支援教育 | 講師:青木猛正 |
学習目標:特別支援教育を考え、その在り方を話し合える素地を養う | |
◎特別支援教育とは ◎特別支援教育体制の整備 ◎教育活動を行う際の留意事項 ◎特別支援教育の現状―特別支援教育機関の種別 ◎特別支援教育の教育課程―各学校種の構成領域に準ずる ◎自立活動の実践例―積み木を3個積み上げる ◎自立活動の実践例―その他障害種に応じて ◎領域・教科を合わせた指導―遊びの指導、生活単元学習、作業学習 ◎障害種別における合理的配慮―聴覚障害 ◎障害種別における合理的配慮―肢体不自由 ◎障害種別における合理的配慮―言語障害 ◎障害種別における合理的配慮―学習障害 ◎障害種別における合理的配慮―全般的な合理的配慮例 ◎インクルーシブ教育に必要な要件 ◎インクルーシブ教育―交流及び共同学習の実践例 ◎インクルーシブ教育―特別なニーズのある児童生徒 ◎新聞の投書―障害とは何か |
◎特別支援教育の理念 ◎特別支援学校の役割 ◎特別支援教育の現状―教育基本法と学校教育法 ◎特別支援教育の現状―在籍者数の変化 ◎特別支援教育の教育課程―自立活動の趣旨 ◎自立活動の実践例―ぼくのわたしの将来の夢「おおきくなるよゲーム」 ◎領域・教科を合わせた指導 ◎障害種別における合理的配慮―視覚障害 ◎障害種別における合理的配慮―知的障害 ◎障害種別における合理的配慮―病弱 ◎障害種別における合理的配慮―自閉症、精神障害 ◎障害種別における合理的配慮―注意欠如・多動性障害 ◎インクルーシブ教育とは ◎インクルーシブ教育―交流および共同学習とは― ◎インクルーシブ教育―共生社会に向けて ◎障害者雇用の状況 |
福祉学4 福祉政策 | 講師:渋谷宏明 |
学習目標:福祉を成り立たせている政策決定のプロセスを理解する | |
◎はじめに ◎措置制度の時代 ◎在宅福祉サービスの戦略 ◎契約制度の時代 |
◎全国社会福祉協議会 ◎イギリスの制度の在宅福祉制度の転換 ◎2000年、地域福祉の時代 ◎ニーデイオリエンテッドからニードオリエンテッドの時代へ |
福祉学5 重度障がい者への支援 | 講師:渡邊陽介 |
学習目標:身体障がい者への深い理解に向けての素地を養う | |
◎あいさつ ◎バリアフリーとユニバーサルデザイン ◎障害者支援の変遷 |
◎障害者福祉の経過 ◎障害者の地域生活事例 ◎障害のある方の地域生活を支援する |
教育学1 教育学領域 | 講師:渡辺忠温 |
学習目標:教育の原理はじめ教育が大切にするべきことの基本を習得する | |
◎4つの課題 ◎ボーイフレンドの家庭教師 ◎親子関係は綱引き ◎学歴への信頼 ◎ルソーの「関わらない」 ◎教育関係論とは何か ◎2者関係だけではない教育 ◎絶対的関係ではない「教える」「学ぶ」 |
◎教育虐待とは何か ◎「毒親」「タイガー・マザー」 ◎18世紀から子供は保護対象 ◎助けるか、助けないか ◎ロックの「関わる」 ◎2つの方向が両方を向く ◎積極・消極・両方 |
教育学2 特別支援教育・発達障害教育 | 講師:下川和洋 |
学習目標:特別支援教育の歴史的変遷と考え方の基本、発達障害に関する昨今のトレンドを理解する | |
◎付箋紙を用意 ◎特別支援学校の就学基準 ◎聴覚障害 ◎肢体不自由 ◎言語障害 ◎学習障害 ◎デジタル教科書、ICT機器の活用 ◎最後に |
◎特別支援教育の対象 ◎視覚障害 ◎知的障害 ◎病弱・身体虚弱 ◎特別支援教育-発達障害とは ◎特別支援教育と特別ニーズ教育と新学習指導要領 ◎障害や困難に対する合理的配慮-インクルーシブ教育に向けて |
教育学3 発達心理学 | 講師:山本登志哉 |
学習目標:「発達心理学」の概要を理解する | |
◎見えている世界が「違う」 ◎子供のお小遣いの考察 ◎当たり前の世界とは ◎アスペルガーの場合 ◎視覚の余剰 ◎共感のポイントが違うだけ ◎一緒に生きていく道を探る |
◎見え方の「ずれ」 ◎なぜ違いは生まれるのか ◎発達障がいの生きづらさ ◎ディスコミュニケーションから考える ◎拡張された媒介構造 ◎二次障がいを考える |
教育学4 教育の歴史(世界) | 講師:渡辺忠温 |
学習目標:教育を世界の歴史から見ることで巨視的な視点を養う | |
◎今日の教育・学校のあり方を違った視点からとらえる ◎学校の歴史 ◎学級の歴史 ◎全体のまとめ |
◎17世紀から19世紀ヨーロッパの概観 ◎義務教育と教科書の歴史 ◎試験の歴史 |
教育学5 教育の歴史(日本) | 講師:渡辺忠温 |
学習目標:教育が日本でどのように発展し、今の形になったのかを知る | |
◎教育における入学試験の重要性 ◎日本における試験の歴史:明治から戦前まで ◎日本における試験の歴史:全体のまとめ |
◎日本における試験の歴史:江戸時代まで ◎日本における試験の歴史:戦後から現代まで |
社会学1 社会学概論 | 講師:田中 瑛 |
学習目標:福祉から広く社会に目を向けて、社会の成り立ちを認識できること | |
◎はじめに ◎私のアイデンティティと役割 ◎役割が秩序と差別を生み出す ◎福祉国家を通じて作用する権力 ◎「主観」に寄り添う ◎失われた会社・家庭・教育の循環 ◎コミュニティを取り戻す |
◎なぜ「社会」を考えるのか? ◎私のアイデンティティと役割 ◎「常識」を疑う ◎ 社会階層の再生産 ◎「大きな物語」の終焉 ◎社会を変えていくための「政治」 ◎補足:「感情労働」 |
社会学2 コミュニケーション演習Ⅰ | 講師:田中 瑛 |
学習目標:混在化しがちなコミュニケーションの機能と役割を多角的にとらえ、正しく使うことを習得する | |
◎重要なメディア ◎複雑化するメディアを理解する ◎ソーシャルメディア時代のアイデンティティ ◎商品化されるコミュニケーション ◎暴走する感情、大きくなる声 ◎AIの限界と統計的差別 ◎総括:新しい技術の良し悪し |
◎私達はメディアを通じて現実を認識する ◎断片化するメディア環境 ◎SNS上にあふれる「共感」 ◎SNSの特徴 ◎パーソナルな情報を売って、快適さを得る ◎政治とAI・ソーシャルメディア |
社会学3 地域形成と政策決定 | 講師: 引地達也 |
学習目標:地域コミュニティの成り立ちや政策決定のプロセスの習得 | |
◎プログラムの前提 ◎現状の福祉的課題 ◎課題は解決への道筋 ◎行政と議会 ◎法律の優先順位 ◎相馬事件と社会のスティグマ ◎スティグマのマトリックス |
◎タコツボ化から抜け出す ◎社会モデルのメインプレーヤー ◎コミュニティを見る方法 ◎地方分権とは何か ◎明治初期の精神疾患と森有礼 ◎ライシャワー事件のインパクト ◎ケアの問い直し |
社会学4 コミュニケーション演習Ⅱ | 講師: 山本登志哉 |
学習目標:ソーシャルメディアの現状と今後をはじめとしたさまざまなツールによるコミュニケーション世界を理解したうえで、メディアなどの情報ツールについても深い認識に立てる素地を養う | |
◎異質さを前提に ◎子どもをわかっているか? ◎教える側と教えられる側 ◎見える差と見えない差 ◎子どものおもちゃに名前を書く ◎AさんもCさんも納得できる理由 ◎群馬県の学校の先生の意見 ◎中国朝鮮族の高2の男子 ◎悩んでいる友達をどうする? ◎文化がぶつかり合う形 ◎調整の仕方は一つではない ◎調整法は文化によって違う |
◎これはなんでしょう? ◎知的の組み合わせ ◎ 違う理解を持つもの同士の探り合い ◎ピアスの是非 ◎Aさんは当然、Cさんはおかしいの理由 ◎子どものお小遣いの使い方 ◎ソウルの小3の男子の考え方 ◎ショックを受けた回答 ◎二つの考え方 ◎EMSの基本構造 ◎文化が違うと相手のやり方が「悪」に見える ◎自分の常識で理解できない人たち |
社会学5 福祉 -教育と経済- | 講師: 引地達也 |
学習目標:資本主義経済の中での福祉と教育を正確にとらえる | |
◎プロローグ ◎経営の原則 ◎映画から見る障害者と経済 ◎文科相のメッセージとその可能性 |
◎社会保障費増加の背景 ◎経済活動とサービス提供 ◎ 3つの言葉と心の土壌 |